引き寄せ朝活963回。
『ダークホース──好きなことだけで生きる人が成功する時代』トッド・ローズ、オギ・オーガス
「成功したら幸せになる」は、本当に正しいのか?
この本で扱われている大きなテーマのひとつが、「標準化」と「個別化」。
僕たちは長い間、
勉強する。
いい学校へ行く。
いい会社へ入る。
出世する。
というような「成功への階段」を教えられてきました。
その道が自分に合っていて、充実している人もいる。
でも問題は、
その階段の先に行けば、誰でも自動的に幸せになれると思ってしまっていること。
成功したら、充実する。
成功したら、自由になる。
成功したら、幸せになる。
本当に?
ダークホースな人たちは、むしろ逆の道を歩いています。
先に「世間的な成功」を取りに行ったのではなく、
「自分は何をしている時に満たされるのか」を追いかけた。
そして結果として、外側から見ても成功と呼ばれる場所へたどり着いている。
成功してから幸せになるのではなく、
充実する方向へ進み続けた結果、成功があとからついてきた。
順番が逆なんです。
人生を動かすのは、「大きな夢」ではないのかもしれない。
「じゃあ、自分の好きなことをやりましょう」
と言われると、
好きなことが分からない。
やりたいことが分からない。
ライフワークなんて、もっと分からない。
そんな人も多いと思います。
でも、いきなり情熱全開の何かを探してはいけません。
むしろ探すのは──
色を組み合わせるのが好き。
きれいに並べるのが好き。
誰かを驚かせるのが好き。
難しいものを攻略するのが好き。
人に説明するのが好き。
知らない場所を見るのが好き。
人生の目的なんて立派な言葉ではありません。
「なんか、これ好きなんだよね」
小さなモチベーション、です。
僕は「証明できた瞬間」が好きだった。
じゃあ、僕は何なんだろう。
そう考えていたら、子どもの頃の記憶がいくつか出てきました。
小学生の頃、授業で使う何かの科学キットのようなものがありました。
箱の中は部品でぎっしり。
さらに大きな単一電池が二本ある。
普通に見れば、その電池は箱の中には入らない。
でも僕はなぜか、「いや、これ全部入るんじゃない?」と思ったんです。
そこから、僕の遊びが始まりました。
部品の位置を変えて箱にしまう。
電池の向きを変えて箱にしまう。
箱が膨らんでいる。
美しくない。
やり直す。
延々と試して、ついに、
部品も。
電池二本も。
箱の形を崩さず。
ぴたっと全部収まる配置を見つけた。
「よっしゃ!」
です(笑)
別の時には、パックマンのゲーム。
面が変わる。
迷路が変わる。
敵の動きも変わる。
普通なら、それぞれの面を攻略します。
でも僕はなぜか、「全部の面に通用する、ひとつのルートがあるんじゃない?」と思った。
右へ5マス。
上へ7マス。
ここで曲がる。
失敗。
また仮説をつくる。
失敗。
また試す。
そして最終的に、本当にあったんです。
面が変わっても、その通り操作すれば進めるルート。
しまいには、画面をまったく見なくても進めるくらい会得してしまいました(笑)
僕は、直感的に閃いた「これ、できるかも!」という仮説を、証明することが好きだった。
これ、かなり僕の人生を説明している気がします。
今の僕のミッションは、
「世界が愛でつながっていることを証明する」
なぜ、世界を「つなげる」ではなく、「証明する」なのか。
なんとなく分かってきました。
僕は、証明したいんです。
「ほら、やっぱりそうだったじゃん」
と言いたい(笑)
アルゴリズムは、「これまでのあなた」には詳しい。
人生が変わらない理由のひとつは、情報不足。
たとえば……
本当は、インドの国技カバディに人生を変えるほど夢中になる人がいるとします。
でも、その人がカバディという競技そのものを知らなければ、
「カバディをやりたい」とは永遠に思えません。
「やりたい」には、情報が必要です。
知らないものは、欲しがれない。
ところが今は、情報があふれているようで、少し厄介です。
SNSのアルゴリズムは優秀です。
「あなた、こういうの好きですよね」
と、かなり高精度で教えてくれる。
猫動画を見れば、猫。
読書投稿を見れば、本。
投資を見ると、投資。
快適です。
でも、ここにはひとつ問題があります。
アルゴリズムが得意なのは、
「これまでのあなたが好きだったもの」を探すこと。
まだ一度も出会ったことのない、「これからのあなたに必要なカバディ」は、出してくれないかもしれない。
人生を変える情報は、
検索したものではなく、
偶然出会ったものから来ることがあります。
友達が持ってきた本を開く。
誰かが意味不明なくらい熱く語っているものに触れる。
知らない土地へ行く。
自分とはまったく違う人と話す。
つまり、
アルゴリズムの外に出る。
そこで本が、ものすごくいい役割を果たすと思っています。
本は、まだ知らない世界へのポータルです。
ダンボール一箱から、世界中にポータルをつくる。
そこで今、僕が猛烈に楽しくなっているのが、
UN-BOOKSTORE。
本を売らない本屋さんです。
きっかけは、ドイツにある公共の本棚。
街中の電話ボックスなどが本棚になっていて、誰でも本を手に取れる。
いいなあ。
札幌にも作りたい。
……でも、めんどくさい(笑)。
でも、そもそも電話ボックスじゃなくてよくない?
本棚でいい。
いや。
本棚すらいらない。
ダンボールでいい。
本が一冊でもいい。
カフェの棚の一角でもいい。
自宅でもいい。
そこに誰かが選んだ一冊があり、
知らなかった世界と出会えるなら、
そこはもうポータル(入口)です。
僕はまず、自宅に次に届くダンボールから始めようと思っています。
そこに人生を変えた本を入れる。
そして世界中の人が、自分なりのやり方で勝手に始める。
一冊でもいい。
百冊でもいい。
貸してもいい。
交換してもいい。
共通するのは、
One book. Another world.
一冊から、新しい世界へ。
まだ一店舗もできていないのに、僕の頭の中では、すでに全国のUN-BOOKSTOREを巡る旅が始まっています(笑)。
さらに海外。
さらに写真集。
さらに本。
妄想は無料なので、どこまでも行きます。
「正しいブックカフェの作り方」をやろうとした時、
僕は動かなかった。動けなかった。
立派な店舗。
ちゃんとした事業計画。
場所を借りる。
運営する。
正しそうです。
(楽しそうではない。僕にとって)
でも、僕の身体は動かない。
それが、
「ダンボール一箱でいい」
になった瞬間、やりたくなった(笑)
これが僕の「小さなモチベーション戦略」なのかもしれません。
「正しい未来」ではなく、「自分が行きたい未来」へ。
僕たちが目指しているそのゴールは、
本当に自分が行きたい場所なんだろうか。
それとも、
「そこへ行けば成功だよ」と誰かに教えられただけなんだろうか。
肩書。
年収。
会社。
フォロワー数。
売上。
資格。
もちろん、欲しいなら目指せばいい。
問題は、それを欲しがっている自分まで、借り物になっていないか。
逆に、
ダンボールで本屋を始めたい。
仮説を証明したい。
博士号、ちょっとかっこいい。
そんな、誰も勧めていない欲望の方に、
その人らしい未来の入口があるのかもしれません。
大きな未来と、小さな一歩は、矛盾しない。
途方もない妄想ほど、次の一歩は小さくていい。
毎朝、一緒に問いを育ててくださる皆さん。
コメントから話が広がり、僕一人ではたどり着かなかった場所へ毎朝連れていってもらっています。
そしてライブが終わったあと、こうして長い文章まで読んでくださる皆さん。
今日もありがとうございます。
あなたが最近、
「なぜか気になる」
「これだけは、ついやってしまう」
「何の役に立つか分からないけど好き」
と思うものは何でしょう。
それは、まだ検索できない未来から届いている、小さな入口かもしれません。
今日という一日も、ご機嫌な世界線を選ぶ一日に。
そして、これまでの自分では見つけられなかった世界へ、小さく一歩。
また明日の朝活で、新しい問いとともに。
くっきー🍪
*「UN-BOOKSTORE」は、まだ生まれたばかりのアイデアネームです。世界には同名・類似名もあるため、既存名称や商標などをこれからリサーチしながら、このプロジェクトにふさわしい名前へ育てていきます。
*記事内で紹介した本は、現在の僕の探究テーマとして掲載しています。アフィリエイトリンクを含む場合があります。


うちの本棚にある本も一緒に置いて欲しいです!
そういう自由に置ける本棚が各都市にあるとうれしいですね