引き寄せ朝活964回。
2026年に読んだ実用書の中では、今のところ僕のナンバーワン候補(原書2018年)。
『ダークホース──好きなことだけで生きる人が成功する時代』トッド・ローズ、オギ・オーガス
僕たちがイメージする「成功」には、だいたい同じような階段があります。
いい学校へ行く。
いい会社へ入る。
出世する。
お金持ちになる。
幸せになる。
もちろん、この階段がぴったり合っている人もいるのはいるのですが……
問題は、このルートが長いあいだ、
「たくさんある生き方のひとつ」ではなく、
「これが正解です」として扱われてきたことです。
誰もが、その階段を登りきれば、その先に幸せになれると思ってきた。
でも僕たちはもう、気づきはじめています。
成功したからといって、必ずしも幸せにはならない。
成功しても苦しい人はいる。
お金を手に入れても満たされない人はいる。
逆に、世間から見れば変わった道を歩きながら、ものすごく幸せな人もいる。
「成功してから幸せになろう」ではなく、
「自分が充実する方向へ進んでいたら、結果として成功していた」という逆向きの道を歩く。
目的地を先に固定して、そこへ自分を合わせるのではない。
今の自分が、「こっち、なんか気になる」と思う方向へ動く。
そこでまた周りを見渡す。
そして、
「今度は、こっちの方がもっと面白そう」と思ったら、また方向を変える。
人生は──
どれがいちばん高いかもわからない山を、地図も持たずに目指す登山のようなルートもあります。
山が見えないなら、「いちばん心が動く方」へ行く。
山の地図がない状態で、どうやっていちばん高い頂上へたどり着くのか。
なんと!
数学的に正しい方法があります。
「勾配上昇法」
ざっくり言えば……
今いる場所から周囲を見て、いちばん高いところへ進む。
少し進んだら、もう一度周りを見る。
また、もっと高いところを選ぶ。
人生もこの戦略を採用しましょう。
「私のライフワークは何でしょう?」
「本当にやりたいことは何でしょう?」
「人生の目的は何でしょう?」
いきなり頂上を見つけようとすると、難しい。
僕も分かりません(仮説はあるけど)。
でも、
今より少しだけ心が動くものなら、見つけられるかもしれない。
キャラ弁を作るのが好き。
きれいに並べるのが好き。
色の組み合わせが気になる。
知らないことを調べるのが好き。
誰かを「わあ!」と言わせるのが好き。
どう考えても、それだけでは立派なキャリア戦略には見えません。
「小さなモチベーション」
「なんか、これやりたいんだよね」
でも──そこが入口です。
才能には、「天動説」と「地動説」がある。
ガリレオ・ガリレイ『天文対話』という本が紹介されていました。
プトレマイオス vs コペルニクス。
天動説と地動説。
天動説では、「引力」があるのは地球のみ。
だから、太陽やほかの天体が地球の周りを回るしかない。
ところがガリレオが望遠鏡で、木星の周りを回る衛星が見つけてしまった。
木星にも「引力」があった!!
地球だけが特別ではなかった。
観測できる証拠が見つかり──天動説、終了。
これを「才能」に置き換え考えてみる。
才能の天動説は、
「才能は、ごく一部の特別な人だけが持っている」という世界。
一流アスリート。
大企業のトップ。
ベストセラー作家。
そういう人たちには「何か」がある。
でも、自分にはない。
僕たちは長い間、そんな見方で生きてきました。
それは、学校でも会社でも、評価される能力がかなり限定されていたからです。
テストで点を取る。
言葉を扱う。
論理的に考える。
決められた課題を正確にこなす。
それが得意な人が、「優秀」と言われた。
そうではない人は、「自分には才能がない」と思うしかない。
でも、本当にそうなのでしょうか。
もし才能の地動説を採用するなら、
全員が、違う種類の才能を持っているということになります。
それまで「才能」と呼ばれていなかっただけで、その人特有の力は存在している。
すると、ちょっと困ったことが起きます。
「私には才能がない」
と言えなくなる(笑)
才能がないことにしておけば、挑戦しなくてもいい。
失敗しなくてもいい。傷つかなくてもいい。
でも、
「自分にも、まだ見つけていない才能があるかもしれない」
と思ってしまったら。
少し探してみたくなりませんか。
だから今日の問いは、これです。
もし自分にも才能があるとしたら、それは何だろう?
「ない」と答える前に、一度だけ望遠鏡を覗いてみるのはいかがですか。
AIは「今のあなた」を幸せにする。でも「未来のあなた」は知らない。
今は、ものすごく個別化された時代です。
YouTubeを開けば、好きそうな動画が並ぶ。
SNSを開けば、興味がありそうな投稿が流れてくる。
AIに相談すれば、自分に合いそうな答えを返してくれる。
でも、個別化には罠もある。
アルゴリズムがよく知っているのは、
「これまでのあなた」なんですよね。
猫が好きだった。
読書が好きだった。
旅行が好きだった。
だから、さらに似たものを出してくれる。
どんどん快適になる。
でも、本当はあなたの人生を変えるものが「カバディ」だったらどうするんでしょう。
カバディを一度も見たことがない。
検索したこともない。
友達にもいない。
だったらアルゴリズムは、「この人、カバディ好きそうだな」とは、なかなか判断できません。
つまり──知らないものは、欲しがれない。
だから僕は、本との偶然の出会いを面白いと思っています。
自分なら検索しない本。
知らない誰かが置いていった本。
なぜか一冊だけ目に入ってくる本。
それを開いた瞬間に、「え、こんな世界あるの?」となる。
本は、まだ知らない世界へのポータル(入口)になる。
だから、世界中にひとつの本屋をつくりたい。
この数日、僕が勝手に盛り上がっている本棚プロジェクト。
最初は「UN-BOOKSTORE」という名前を考えていました。
ところが調べてみると、すでに似た名前が世界にいろいろある。
中国にすでに、UN BOOKSTOREが存在する。
国連(UN = United Nations)にもUN BOOKSTOREがある。
「うーん、これは使いづらいなあ」
と、ちょっとしょんぼりしました。
商標とか法的なことを考えると、ちょっとなあ……
でも、それならもっといい英語名を考えるしかないよな……
「本を売らない本屋さん」って、
本屋なの?
本屋じゃないの?
その「?」ごと名前にする。
「A BOOKSTORE?」
これがいいんじゃない!
一般的名称すぎるので、おそらく商標も取れない……はず(調べてみるけど、その方がいい!)
僕がつくりたいのは、本を売る店ではありません。
誰でも「やりたい」だけで、はじめられる仕組み。
ダンボール一箱でもいい。
カフェの棚30センチでもいい。
椅子の上に一冊でもいい。
そこに、自分では選ばなかった一冊との出会いがある。
それだけでいい。
共通する言葉は、
One book. Another world.
一冊から、別の世界へ。
そして僕の部屋には昨日、待っていたダンボールが現れました(笑)
最近ダンボールの荷物来ないなあ。
どうしようかな。
と思っていたら、部屋の前に一箱置いてあった。
パートナーが掃除して捨てるつもりの箱らしい。
よし。
BOX #000、これで始めます。
まだ何もない。
立派な店舗もありません。
ただのダンボールです。
でも、今の僕には、この「ただのダンボール」の方が、立派なブックカフェの事業計画より圧倒的にワクワクする。
それなら、きっとこっちです。
「自分の山を登る」というのは、こういうことなのかもしれません。
世間が「こっち」と言う方向ではなく、
あなたの感情がほんの少し動く方向。
何の役に立つか分からなくてもいい。
小さくていい。
そこに、まだ名前のついていないあなたの才能や、まだ検索できない未来への入口があります。
今日という一日も、ご機嫌な世界線を選ぶ一日に。
また明日の朝活で、新しい問いとともに。
くっきー🍪
*記事内で紹介した本は、現在の僕の探究テーマとして掲載しています。アフィリエイトリンクを含む場合があります。

